カラーをするときにスチームで温めるとダメージが少なくなると聞きました。それって本当ですか?
なんとなく普通の加温機よりもスチームで温められる方が髪にも優しそうな気がしますよね。しかしスチームで温めるからといってカラーなどのダメージが軽減されるような理屈はありません。
カラー剤を温めることで薬剤のパワーは高まります
カラー剤は本来は常温で使用するように設計されており、カラー剤の取扱説明書にも「加温操作はしないこと」と書かれています。
加温することによりメーカーがテストしていた状況よりも薬剤が過剰に反応するため、髪へのダメージや頭皮への負担が大きくなり、大きなトラブルの元となる可能性もあります。
特に
- 髪が傷みやすいと感じている人
- 頭皮が敏感でカラーでしみたりしやすい人
は要注意です。
一般的に美容室でカラーを加温する場合は、
- もっと明るくしたいから
- 薬剤のパワーを最大限以上に引き出したいから
ということが多いのではないでしょうか?
Reveではカラー時に加温することはありませんが、目指す仕上がりなどに(なるべくハイトーンにしたい等)よっては必要な場合もあると思います。
スチームで水分補給しながらだと髪に優しい?
では、スチームで温める場合はどうでしょうか?
はじめに書いたように、スチーム(湿熱)なら大丈夫とか遠赤外線機(乾熱)だとダメージするといったことではなく、「カラー剤を加温する」というところに問題があるようです。
カラー剤のメーカーに問い合わせてみてもやはりそういったことはありません。
しかし「髪を濡らした状態でカラー剤を塗布する方が髪の艶が出やすい」という実験データ,理論はあります。
もしかすると、そういったところから派生している情報かもしれません。
どんなカラーの方法であっても、
髪をたくさん明るくしようとしたり、強い色味を発色させようとすると当然のように髪への負担は大きくなっていくことは覚えておいた方がいいかもしれませんね。